長野 和雄
准教授
京都府立大学卒業、名古屋工業大学大学院修了、博士(工学)。
九州芸術工科大学(九州大学)助手、島根大学助教授、奈良女子大学大学院准教授等を経て現職。
桜の開花やツバメの去来など動植物に見られる季節現象を生物季節というのに対し,衣替えや空調機器の使用のような生活上の季節現象を生活季節といいます。桜の開花日を予想して桜前線を描くように、衣替えの時期や空調機器の開始・終了時期を前線として表す研究です。
暑さ寒さの感覚は、気温以外にも、湿度・放射温度(長波放射)・風速・代謝・着衣が関係します。さらに外に出れば日射(短波放射)、部屋で寝転んでいれば伝導も関係します。このような環境を感覚的に捉えるための体感温度を理論的に構築し、実際の環境に適用してその有効性を検証しています。
東日本大震災で津波に見舞われた地域には、過去に水害があったことを窺わせる地名が数多くあるそうです。府大の所在地である半木町(ハンギチョウ)も、かつてはナカラギと読み、漢字では「流木」と表しました。普段は穏やかな鴨川ですが、ときに大きな氾濫を起こすことを教えてくれます。地名からその地の気候を探る研究です。
実際にからだが冷えるわけではないのですが、ミントガムやミント成分の入った入浴剤を使うとスースーと涼しい感じがします。ではその涼しさは気温が何℃下がるのと同じ効果があるのでしょうか。そんな疑問に被験者実験によって迫ります。
伝統にはただ古いだけではない、ときに現代よりも優れたポテンシャルを備えていることがあります。陽当たりや風通しなど、地域の気候にあった建物のかたちや材料などがその一つです。これらの性能を物理的・客観的に評価し、その現代的意義を検証します。
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京都府立大学大学院環境科学専攻
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